漁業の歌
♫ みわたすかぎり はるばると ♪
漁業の歌 作詞:中村 秋香 作曲:小山 作之助
1
見渡すかぎり 遥々(はるばる)と
海原うずむ 漁業船
獲物を祝(いお)う 声々は
天を揺(ゆす)りて 空かきくもり
海を動(ゆるが)し 波ひるがえる
あな ここちよや 勇しや
2
見渡すかぎり はてもなく
浜辺に築く 魚(うお)の山
この山こそは わが国の
富国の礎(いしずえ) 利民(りみん)の基(もとい)
茂木立木(しげきたちき)の 何たぐいぞは
あな とうとしや めでたしや
1896年(明治29年)「新編教育唱歌集(四)」に掲載されました。
当時の漁業が日本にとってどんなに大切なものだったか、そんなことが感じられる歌だと思います、もちろん今でも大切な産業であることは同じです。
しかし近年は温暖化や諸外国、特にアジア近隣の国による乱獲問題などで、日本の漁業は苦しい状況にあるようです。日本の漁業にとって未来が明るくなるといいですね。