世界の歌と音楽

パブリックドメインの歌曲や唱歌などをお聞きいただけます。

日本の 童謡・唱歌、民謡など

田 植

田 植 ♫ しろい菅笠 赤だすき ♪ 田 植 文部省唱歌 1 しろい菅笠(すげがさ) 赤だすき揃いの姿の 早乙女が歌う田植の 歌きけば揃(そろ)うた揃たよ 早乙女が揃た稲の出穂(でほ)より なお揃た 2 植える手先も 足取りも節も揃えて 早乙女が歌う田植の 歌きけ…

雨 ♫ 降れ降れ雨よ 都の雨よ ♪ 雨 文部省唱歌 1 降れ降れ雨よ 都の雨よ馬や車の 往来絶えぬ町の埃の しずまる程に雨よ降れ降れ 程よく降れ 2 降れ降れ雨よ 田舎の雨よ茄子や胡瓜の 花咲き揃ふ畠の土の うるおう程に雨よ降れ降れ 程よく降れ 尋常小学唱歌(…

桜 ♫ 霞につづくは 花の雲 ♪ 桜 文部省唱歌 1 霞につづくは 花の雲野山につもるは 花の雪春の四月は うつくしやどちら向いても 花ばかり 2向うの山のは 山桜こちらの岡のは 八重桜八重も一重も うつくしや花はこの花 桜花 尋常小学唱歌 第二学年用(明治44…

日本三景

日本三景 ♫ 緑したたる 山を後ろに ♪ 日本三景 文部省唱歌 1緑したたる 山を後ろに波にただよう 朱(あけ)の廻廊たつのみやいの すがたはこれかみぎわの灯籠 皆火をともして夜の宮島 さらに美し 2与謝の浦波 遠く続ける中をかぎりて 浮かぶ松原天(あめ)…

藤の花

藤の花 ♫ 野山もかすむ 春雨の ♪ 藤の花 文部省唱歌 1 野山もかすむ 春雨の晴れて なごりの 「水嵩に 車はげしや藤の花」しぶきに濡れて 日に映ゆる 2雲雀の声は 夕空に消えて此方の「薮畠や 穂麦にとどく藤の花」しずかに揺れて 日は暮るる 1912年(大正…

早 春

早 春 ♫ 襟ふく風は 寒けれど ♪ 早春 文部省唱歌 1襟ふく風は 寒けれど雪消(ゆきげ)の庭に 白梅のつぼみ優しく ふくらみぬ春来たるらし 音もなく 2小川の岸の 厚氷いつしか解けて 葦の芽も姿ゆかしく もえ出でぬ春来たるらし わが村に (1943年(昭和18…

春の海

春の海 ♫ うすむらさきに ほのぼのと ♪ 春の海 文部省唱歌 1うすむらさきに ほのぼのと朝の光は あたらしいのぞみを乗せて 来るような明るい広い 春の海 2のどかに波は ささやいて空と水との あおみどり心も広く なるような豊かに揺れる 春の海 春の穏やか…

母さんお里

母さんお里 ♫ あっちを向いても山と山 ♪ 母さんお里 作詞:権藤 はなよ 作曲:藤井 清水 あっちを向いても山と山こっちを向いても山と山 赤い夕日も 山の上十五夜お月も 山の上 母さんお里は 山ばかり山で遊んで 日が暮れた 歌詞も曲もほのぼのとしていいで…

姉 ♫ わが家に咲き出し 白百合の ♪ 姉 作詞:不詳 作曲:下総皖一 1わが家に咲き出し 白百合のやさしき姉の 嫁ぎゆくめでたき日なれど などかくも寂しさこもる あかね雲 2わが家にかおりし 白菊のゆかしき姉の 嫁ぎゆくうれしき日なれど などかくも今宵は…

母の歌(下総 皖一)

母の歌(下総 皖一) ♫ 母こそは 命のいずみ ♪ 野上弥生子:「母の歌」より引用 歌詞は著作権保護期間中につき掲載を控えます。 1943年(昭和18年)文部省から発行された国民学校芸術科音楽の第5学年用教科書「初等科音楽」3に掲載されました。 昭和18年と…

母の歌(橋本國彦)

母の歌(橋本國彦) ♫ ごらんよ 坊や あの海を ♪ 板谷節子:「母の歌」より引用 母の歌 作詞:板谷節子 作曲:橋本国彦 歌詞は著作権保護期間中につき掲載しません。 歌詞の掲載ができないのが残念ですが、母親が我が子の健やかな成長を願っている様子が、歌…

古戦場の秋

古戦場の秋 ♫ 夕日に赤き 雲を見れば ♪ 古戦場の秋 作詞:妹尾幸陽 作曲:成田為三 夕日に赤き 雲を見れば焼け落つる櫓の 火にも似たり修羅の矢叫び 今は昔語るは風の音ぞ 三日月細く 空にかかり武士(もののふ)の墓に 靄(もや)ぞ暗し 思えば幾とせ 雨に…

卒業の歌

卒業の歌 ♫ うれしうれしや うれしやな ♪ 卒業の歌 文部省唱歌 1うれしうれしや うれしやな人の子どもの おしなべてふむを御国(みくに)のおきてなる学びの道の六年(むとせ)をば卒(お)えし今日こそうれしけれ柳桜の春匂う錦をそえて 野も山も2うれし…

蝉(せみ)

蝉(せみ) ♫ かみなりが 遠く鳴る ♪ 蝉 文部省唱歌 1かみなりが 遠く鳴る吹くともなしに 風が吹く木という木には 蝉が鳴く2夕立ちが ひとしきりみどりの葉から 露がちる涼しい声で 蝉が鳴く 由紀さおり・安田祥子 童謡コンサート 2000回メモリアルソング…

月夜愁曲

月夜愁曲 ♫ 月白し 露に光りて ♪ 月夜愁曲 作詞:川路 柳虹 作曲:草川 信 月白し 露に光りて野の芒(すすき)わたる夕風いづこにか 笛の音(ね)すなり嘆けとて 歌うがごとく 亡き妹(いも)の 生きてありせば良き声に唱(うた)い いでけむきよき月 隈(くま)…

苗売り

苗売り ♫ 並木の柳の 葉が揺れる ♪ 苗売り 作詞:川路 柳虹 作曲:草川 信 並木の柳の 葉が揺れる柳の葉っぱを ゆる風にことしもまた来た苗売りの涼しい声が町から町へきゅうり とうがん へちまの苗 うす日のもれる 水菓子屋青い葉っぱに 日がゆれることしも…

春の宵

春の宵 ♫ あんどのかげに ふみかけば ♪ 春の宵 作詞:竹久 夢二 作曲:本居 長世 あんどのかげに 文かけば身につまされて とうしんの涙ぐみたる ともしびゆらぐ心からには あらねども忘れてたもと ついかいてわれとながるる 春の宵 (春の 春の宵) この詩に…

菊の花

菊の花 ♫ 見事に咲いた かきねの小菊 ♪ 菊の花 作詞:青木 存義 文部省唱歌 1見事に咲いた かきねの小菊ひとつ取りたい 黄色な花を兵隊遊びの 勳章に2見事に咲いた 垣根の小菊ひとつ取りたい 真っ白な花をままごと遊びの ごちそうに 1911(明治44)年、「…

お山の細道

お山の細道 ♫ お山のお山の 細道は ♪ お山の細道 作詞:葛原 しげる 作曲:小松 耕輔 お山のお山の 細道はだれだれ通る だれ通る狐の親子の 通る道月夜にたぬきの 通る道 お山のお山の 細道はだれだれ通る だれ通る山きじ子きじの 通る道月夜に兎の 通る道 …

希望のささやき

希望のささやき ♫ あまつ みつかいの ♪ 希望のささやき 訳詞:緒園 涼子 作曲:アリス・ホーソン 天(あま)つ御使(みつか)いの 言葉さながら声もひそやかに 希望ささやく闇は四方(よも)にこめ 嵐(あらし)猛(たけ)れど明日(あした)陽(ひ)はのぼり 風もなごまん…

赤とんぼ

赤とんぼ ♫ 秋の水 すみきった ♪ 赤とんぼ 文部省唱歌 1秋の水 すみきった流の上を 赤とんぼ何百何千揃って上へ ただ上へ上って行くよ 上って行くよ 2秋の空 金色の 夕日に浮かぶ 赤とんぼ何百何千並んで西へ ただ西へ流れてゆくよ 流れて行くよ 「新訂 尋…

風のあと

風のあと ♫ 夕日はなやかに ♪ 風のあと 作詞:北原白秋 作曲:成田為三 夕日はなやかにこおろぎ啼くあわれ ひと日木の葉ちらし吹き荒(すさ)みたる風も落ちて夕日はなやかにこおろぎ啼く 親子で歌いつごう 日本の歌百選 歌い継いでほしい唱歌・日本の歌(CD…

三日月さん

三日月さん ♫ やまの上の三日月さんは ♪ 三日月さん 作詞:野口雨情 作曲:本居長世 山の上の三日月さんは細いこと柳の葉よりも細いことすすきにきられた やまの上の三日月さんは細いことつむいだ糸より細いことすすきにきられた 四季を感じる 日本のうた~唱…

子守り星

子守り星 ♫ ゆうべのお星さま 子守り星 ♪ 子守り星 作詞:野口 雨情 作曲:藤井 清水 ゆうべのお星さま 子守り星子守り星ゃ出たから ねんねしな ねんねのお歌の 茶畑にゃ茶の木のぼんぼに かぜはがり 茶の木もぼんぼも ねんねしな子守り星ゃお空で ぴかりひ…

星 ♫ お星の数は かぞえてみたが ♪ youtu.be 星 作詞:野口 雨情 作曲:弘田 龍太郎 お星の数はかぞえてみたが片手にあまる この児の歳もかぞえてみたが片手にあまる この児の歳は片手と一つ わたしの愛唱歌~心懐かしい故郷の歌から友と歌った青春の歌まで …

ニャンコロリン

ニャンコロリン ♫ ニャンニャン ニャンコロリン ♪ ニャンコロリン 作詞・作曲:本居長世 ニャンニャン ニャンコロリン炬燵(こたつ)の上でニャンニャンニャンコロリン炬燵の上で何か夢見てニャンコロリンとないた ニャンニャン ニャンコロリンニャンコロリ…

からす

からす ♫ 行こか 帰ろか お山のからす ♪ からす 作詞:島木赤彦 作曲:本居長世 行こか 帰ろかお山のからす空は 夕焼け日はもう暮れる 子ども 可愛や空ゆくからす山は いく山お家が遠い 目を閉じて聞いているとその情景が浮かんでくるような、そんなメロディ…

お城

お 城 ♫ 海のほとりの 城ゆえに ♪ お城 作詞:久保田 宵二 作曲:本居 長世 海のほとりの 城ゆえにちんちん千鳥も 鳴くでしょう山を背にした 城ゆえに山の小鳥も 来るでしょう苔の瓦の 城ゆえに昔話も あるでしょう汽車の窓から 見たお城忘れられない あのお…

泣く子

泣く子 ♫ 石の地蔵さんは 子供がお好き ♪ 泣く子 作詞:野口雨情 作曲:本居長世 石の地蔵さんは 子供がお好き泣く子は地藏さんにつれて行きなすねて泣く子は 地藏さんもきらいひとつ目小僧さんに つけてやりなひとつ目小僧さんは 泣く子がお好きすねて泣く…

別後

別後(べつご) ♫ 逢ひはしませぬ 見もしませぬに ♫ 別後 作詞:野口雨情 作曲:本居長世 逢ひはしませぬ見もしませぬにわしのこの村を馬に乗って通った 馬も嘶(いなな)くわたしも泣いた逢はれないのに逢ふ気で来てる わたしの愛唱歌~心懐かしい故郷の歌か…