卒業の歌
♫ うれしうれしや うれしやな ♪
卒業の歌 文部省唱歌
1
うれしうれしや うれしやな
人の子どもの おしなべて
ふむを御国(みくに)のおきてなる
学びの道の六年(むとせ)をば
卒(お)えし今日こそうれしけれ
柳桜の春匂う
錦をそえて 野も山も
2
うれしうれしや うれしやな
いろはのいをも わきまえぬ
身のいつしかに 積得たる
西も東も 知らざりし
身のいつしかに 分け得たる
世の人並の 文字の数
世の人並の 道のすじ
3
うれしうれしや うれしやな
六年の月日 手を取りて
教え給いし 師の君の
導きなくば いかで我が
心に開く 智は徳は
思えばうれし 師の情け
思えばうれし 師の恵み
4
うれしうれしや うれしやな
師の賜の 智を徳を
かじにしおりに 世の海を
わたりて行かん なお高き
学びの高嶺 攀(よ)じて見ん
師の君さらば 健やかに
我が友さらば 健やかに
よ・じる(攀じる)
のぼるためにすがりつくこと、すがりついてのぼること。