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卒業式歌

卒業式歌

♫ おさめしわざの数々は ♪

 

卒業式歌  作詞:不詳  作曲:瀧 廉太郎   


おさめしわざの数々は 
我身の為と 国のため
学びしことを 本(もと)として 
田つくりたくみ あきなふも
いそしみはげみ 身を立てて
人をも富まし 世をとまし
やしまの民の さとき名を
外国(とつくに)までも かがやかせ


おさめしわざの数々は
我身の為と 国のため
学びしことを本(もと)として
干(たて)ともなりつ 城となり
力をつくし 身をつくし
君をも守り 世を守り
やしまの民の たけき名を
外国(とつくに)までも かがやかせ

1900年(明治33年)発表の瀧廉太郎作曲の独唱曲です。

私の憶測ですが、2番の「干(たて)ともなりつ 城となり」は「干城(かんじょう)」 から来ているのでしょう。「干」は楯(たて)のことで「干城」とは 楯や城となり、敵から国家を守る人々のことです。

やしま=八島・八洲(やしま)のことで古くからの日本の呼称の一つで、八は数が大きいことを示しており、「多くの島からなる国」の意味でもあります。

さとき=敏い(さとい)の連体形で、「賢い」「理解が早い」などの意味。「目ざとい」などとも使う。

たけき=猛き= 強く勇ましい。勇敢。



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