背くらべ(せいくらべ)
♫ はしらのきずは おととしの ♪
背くらべ 作詞:海野 厚 作曲:中山 晋平
1
柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
粽たべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ
きのうくらべりゃ 何のこと
やっと羽織の 紐のたけ
2
柱に凭れりゃ すぐ見える
遠いお山も 背くらべ
雲の上まで 顔だして
てんでに背伸 していても
雪の帽子を ぬいでさえ
一はやっぱり 富士の山
1919年(大正8年)の雑誌「少女号」に詩が掲載され、曲としては1923年(大正12年)の「子供達の歌 第3集」に初掲載されました。
現在の家には「柱」が見えること自体が珍しくなってきましたね、みんな壁の中に入ってしまいました。
私は雪国の田舎の農家で育ったものですから、家の中には太い柱が何本もありました。
その柱に、この歌のように妹と背丈の印を付けたものです。