森の娘
♫ どこから私ゃ 来たのやら ♪
森の娘 作詞:島村 抱月・楠山 正雄 作曲:中山 晋平
1
どこから私ゃ 来たのやら
何時またどこへ 帰るやら
咲いてはしぼむ 花じゃやら
群れてはあそぶ 小鳥やら
2
小鳥が森に さえずれば
母さん知らぬ 恋しさよ
花咲く春も すぎゆけば
父さんあわぬ 懐かしさ
3
二親知らぬ 家もなき
私は森の 娘にて
黄金の髪を すきながら
小鳥や花と くらそもの
1918年(大正7年)9月、芸術座の第10回公演の戯曲「沈鐘」の序幕で、森の姫(松井須磨子)が、春の泉のほとりで歌う歌です。
2番、3番の歌詞などは、そのまま音楽の教科書に載せても良いようです、曲も中山晋平らしく、優しく美しいメロディーで覚えやすいです。