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マノン・レスコオの唄

マノン・レスコオの唄

♫ ひと目逢うたが 命の瀬戸よ ♪ 

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マノン・レスコオの唄  作詞:西條 八十 作曲:中山 晋平

歌詞は著作権保護期間中に付き掲載を控えます。

1928年(昭和3年)5月にビクターから、佐藤千夜子の歌でレコードが発売されています。西條八十、中山晋平コンビで、外国映画の日本主題歌として作られました。

佐藤千夜子{1897年(明治30年)~ 1968年(昭和43年)}は、日本初のレコード歌手となります。1920年(大正9年)、オペラ歌手を目指して東京音楽学校(現:東京芸術大学)に入学し、在学中に作曲家の山田耕筰、中山晋平、詩人の野口雨情らと知り合ったことが、その後の活動に大きく関わってきます。

1925年(大正14年)にはラジオ放送が開始され、そこで歌うようになり「青い芒」でレコードデビューしました。その後は「東京行進曲」「紅屋の娘」「愛して頂戴」「黒ゆりの花」などのレコードを出して大ヒットさせました。

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人気絶頂の1930年(昭和5年)にイタリアのミラノに渡り、オペラの勉強や日本民謡を広める活動をして、1934年にはイタリア政府からメダルを授与されています。しかし念願だったオペラ歌手としては名声を得ることができずその後に帰国、戦争中は南方の戦線で慰問活動などもしていたようです。

日本の歌謡界には大変に貢献した人ですが戦後は忘れ去られたようになって引退し、1968年に71歳で死去しました。地元、天童市の天童公園(舞鶴公園) 愛宕沼畔に「佐藤千夜子顕彰碑」があるそうです。(参考資料:wikipedia/佐藤千夜子)


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