池の鯉 (いけのこい)
♫ でてこいでてこい いけのこい ♪
池の鯉 作詞・作曲:不詳
1
出て来い 出て来い 池の鯉
底の松藻の しげった中で
手のなる音を 聞いたら来い
聞いたら来い
2
出て来い 出て来い 池の鯉
岸の柳の しだれた蔭へ
投げた焼麩が 見えたら来い
見えたら来い
1911年(明治44年)「尋常小学唱歌(一)」に掲載されました。
鯉は昔から広く日本人に親しまれて来た魚であり、「立身出世祈願」としての「鯉の滝登り」の図柄や、子供の健やかな成長を願って上げる「鯉のぼり」などでもわかるように、縁起の良い魚とされています。
また食用としても(鯉の洗い・鯉こくなど)一般に愛されてきました。
きれいな模様の鯉は、「生きた宝石」、「泳ぐ芸術品」などとも呼ばれ、「錦鯉(にしきごい)」として今や世界中で愛されています。
錦鯉は今から200年ほど前に、新潟県の小千谷市から長岡市山古志地区にまたがる山間部で生み出されたとのことです。