うれしいひな祭り
うれしいひな祭り 作詞:サトウ ハチロー 作曲:河村 光陽
歌詞については、著作権保護期間中のために掲載を控えます。
1935年(昭和10年)、サトウハチローが娘に雛人形セットを買ってやった頃に作詞した、とされています。それに河村光陽が曲をつけ、1936年(昭和11年)2月にレコードが発売されました。
よく知られ、愛されている歌ですが、歌詞の間違いが当初からいくつか指摘されています。
2番の「お内裏様とお雛様」とありますが、「内裏様」とは男雛と女雛、一対のことを指していう言葉です。したがって上記のような表現はしないのです。
3番には「あかいお顔の右大臣」とあります。左右は雛人形に向かってではなく、雛人形のお殿様から見た位置関係になります。つまり赤いお顔をされているのは向かって右側の「左大臣」となります。
当初から指摘はあったようですが、歌の人気に押されてか、そのまま修正されませんでした。作詞のサトウハチローはこの誤りを気にして、この曲を嫌い、ひな祭りの時期になると不機嫌になったということです。
ひな祭りの歌は他にも「 雛 祭(文部省唱歌)」もあります。
四季を感じる 日本のうた~唱歌・抒情歌・こころの歌(四季折々の効果音入り)