霞か雲か(かすみかくもか)
♫ かすみかくもか はたゆきか ♪
霞か雲か ドイツ民謡 作詞:加部巌夫
1
かすみか雲か はた雪か
とばかり匂う その花ざかり
百鳥(ももどり)さえも 歌うなり
2
かすみは花を へだつれど
隔てぬ友と 来て見るばかり
うれしき事は 世にもなし
3
かすみてそれと 見えねども
なく鶯(うぐいす)に さそわれつつも
いつしか来ぬる 花のかげ
はた雪か ⇒ または雪か
とばかり ⇒ 少しの間
百鳥(ももどり) ⇒ たくさんの鳥
1883年(明治16年)「小学唱歌集(二)」に掲載されました。
ドイツ民謡(原曲はアウグスト・ハインリヒ・ホフマン・フォン・ファラースレーベンの「小鳥たちがやって来た」)に「加部巌夫」が日本語の歌詞を付けたものです。
同名で「勝 承夫」訳詞もありますが、著作保護期間中のために掲載を控えます。
大和田建樹も同じ曲で、「小鳥の歌」と題した歌を発表しています。