ヴィオラ協奏曲 ト長調 第3楽章(テレマン)
ヴィオラ協奏曲ト長調 第3楽章(テレマン)
「ヴィオラ協奏曲 ト長調」は、18世紀のドイツ作曲家テレマンにより1716年から1721年頃に作曲された、ヴィオラ協奏曲の最初期にあたる作品です。テレマン作曲のバイオリンやフルートなどの協奏曲は多数ありますが、ヴィオラによる協奏曲はこの曲だけとなっています。ここではその第3楽章となります。
普段はあまり聞くことのないヴィオラの音をお楽しみください。
第1楽章は以下にあります。
ヴィオラについて
ヴィオラはヴァイオリンと同じ仲間の楽器で、形状もヴァイオリンによく似ていますが少しだけ大きく重くなっています。音域はヴァイオリンとチェロの中間で「アルト」に相当する楽器です。
オーケストラの中ではメロディーを担当する花形のバイオリンや低音の魅力たっぷりで聞かせるチェロの中間に位置するために目立たない存在となっていますが、その役割はオーケストラ全体を影から支える「要(かなめ)」といえます。
バイオリンとは違った渋く重みのある音でその中にも優しさがある、そんなヴィオラの音を楽しんでください、きっと好きになりますよ。