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シューマン : 「アルバムの綴り」より 「子守歌」 Op.124-16

シューマン 「子守歌 」Op.124-16

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シューマン「子守歌」 Op.124-16

シューマンの「アルバムの綴り」には20のピアノ独奏曲が収められています。いずれも30秒から3分30秒くらいの小品です。その中には子守歌と題した曲で"Wiegenliedchen" Op.124-6と、ここにとりあげた"Schlummerlied" Op.124-16の2曲があります。

Wiegenliedchenは「子守歌」でSchlummerliedは「眠り」という意味になるのだとか。この場合にはどちらも「子守歌」と題されているようです。

ここで紹介している"Schlummerlied" Op.124-16もピアノ曲なのですが、ここでは「Hans Sitt」(1850-1922)の編曲でピアノとヴィオラ演奏としています。ヴィオラの音色と相まって優しく仕上がっています、お楽しみください。

ロベルト・アレクサンダー・シューマン(1810年 - 1856年)は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家で交響曲から合唱曲まで幅広く曲を作りましたが、特にピアノ曲と歌曲においての評価が高い作曲家です。

生い立ち
ドイツのザクセン州で裕福な家庭に生まれ、ライプツィヒ大学の法科に進むが、ピアニストをめざして音楽家のフリードリヒ・ヴィークに師事する。しかし、指の故障により断念、作曲家となる。

ヴィークの娘でピアニストのクララと恋愛し結婚する。文学への造詣も深く、1834年から10年間にわたって音楽評論活動を行っていたが、このころから精神障害の症状に悩まされるようになる。その後はライプツィヒからドレスデンへ、さらに1850年にデュッセルドルフへと移住して指揮者としても活動する。この間、子供向けのピアノ曲を作曲するなど教育分野での貢献もしています。1853年にヨハネス・ブラームスと出会い、若き天才として紹介されるも、翌1854年にライン川で投身自殺を図る。救助されたシューマンは療養所に収容され、2年後の1856年に46歳で死去した。(参考資料:Wikipedia)