喜歌劇「こうもり」序曲 piano solo
「こうもり」は、ヨハン・シュトラウス2世が1874年に作曲し、同年4月5日にアン・デア・ウィーン劇場で初演された全3幕のオペレッタで、ロデリヒ・ベンディックスの喜劇「牢獄」に基づいて執筆された、喜劇「夜食」を舞台化したものです。
オペレッタの王様とも称され、数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品です。ヨハン・シュトラウス2世による優雅で軽快なウィンナ・ワルツの旋律と、その親しみやすいメロディーから世界中で愛されており、ウィーンをはじめドイツ語圏の国々では年末年始恒例の出し物となっています。
「こうもり」という題名の由来
アイゼンシュタインとファルケが仮面舞踏会に出かけた帰りに、アイゼンシュタインが酔いつぶれたファルケを森に置いて帰って来てしまった。そのためファルケは翌日の朝、明るくなってから仮面舞踏会のこうもりの扮装のまま帰宅するのだが、それを見た近所の子供に「こうもり博士」というあだ名をつけられてしまう。