母の心
♫ 朝早くから 井戸ばたで ♪
母の心 文部省唱歌
1
朝早くから 井戸ばたで
母はせいだす 洗い物
たらいの中に あるは何
これは太郎の 小倉の袴
太郎昨日は 運動会で
泥によごした この袴
2
夜遅くまで 奥の間に
母はせい出す 針仕事
ひざの上には 何がある
これはお春の 晴着の羽織
お春明日は 雛様祭
着せてやりたい この晴着
小倉の袴=小倉織で仕立てた袴のことで、学生の袴として用いられた。
雛様祭 =雛祭り
文部省編『尋常小学唱歌』第二学年用 (明治44年発行)
親の気持ち、有り難さは自分が親になってから初めて分かるんですよね。
親孝行に一緒に旅行でも、と思っても生活があるし子供にお金もかかる、自分も仕事が忙しい。やっと一息つけてさあこれからと思う頃にはもう遅い、そんなところでしたね、私は。
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