月(秋の月) 瀧廉太郎 組歌 「四季」より
♫ 光はいつも 変わらぬものを ♪
秋の月 作詞・作曲:瀧 廉太郎 編曲:山田 耕筰
光はいつも 変わらぬものを
ことさら秋の 月の影は
などか人に ものを思わする
などか人に ものを思わする
あゝ鳴く虫も おなじ心か
あゝ鳴く虫も おなじ心か
声の悲しき
この「月」は1900年(明治33年・瀧廉太郎21歳)に発表した組歌「四季」の第3曲で、「花」「納涼」「月」「雪」という日本の四季を題材にした組歌です。
「月」は無伴奏の混声四部合唱となっており、和音の美しさ、広がりなどが素晴らしくさすがは瀧廉太郎と思わせる歌になっていますが、一般には後に山田耕筰が独唱曲として編曲した「秋の月」がよく知られています。
またこの組曲の中でも特に知られているのが、「春のうららの隅田川」と歌い出す「花」です。
ここでは原曲の無伴奏混声四部合唱と、山田耕筰が独唱曲として編曲した「秋の月」
を続けて演奏していますので聴き比べてください。