高原の駅よ さようなら
高原の駅よ さようなら 作詞:佐伯孝夫 作曲:佐々木俊一
歌詞は著作権保護期間中のため掲載を控えます。
1951年(昭和26年)「小畑 実」の歌でビクターレコードから発売されました。この歌が大ヒットしたので、同年に新東宝が映画化しました。
若い植物研究家「野村俊雄」と、高原の結核療養所に働く看護婦「泉ユキ」とのはかない恋の物語です。ヒロインの「泉ユキ」を女優の「香川京子」が演じています。
小畑 実について
朝鮮半島出身で、戦前日本に渡って成功した歌手、小畑実さんについてです。
小畑実こと、康永喆(カン・ヨンチョル) さんは、1923年(大正12年)平壌生まれ。1937年14歳で日本に渡り東京でアルバイトしながら音楽学校で声楽を学び、卒業後は作曲家「江口夜詩」について勉強し、1941年2月にポリドールから「成吉思汗(ジンギスカン)」でデビューしました。
後にビクターへ移籍し、1942年の「婦系図の歌(湯島の白梅)」翌年には「勘太郎月夜唄」がヒットし一流歌手として認められるようになりました。歌のうまさはもちろんですが、あの優しくて人の良さそうな雰囲気も良かったのでしょう。