浜千鳥(はまちどり)
♫ 青い月夜の 浜辺には ♪
浜千鳥 作詞:鹿島 鳴秋 作曲:弘田 龍太郎
1
青い月夜の 浜辺には
親を探して 鳴く鳥が
波の国から 生まれでる
濡れたつばさの 銀の色
2
夜鳴く鳥の 悲しさは
親を尋ねて 海こえて
月夜の国へ 消えてゆく
銀のつばさの 浜千鳥
「浜千鳥」の初掲載は1920年(大正9年)1月号の「少女号」で、鹿島鳴秋が友人を現在の新潟県柏崎市に訪ね、2人で番神海岸を散歩しているときに作られた詩だということです。柏崎市の海岸線のほぼ中央にある「みなとまち海浜公園」には「浜千鳥の碑」があります。
鹿島 鳴秋(かしま めいしゅう)について
1891年(明治24年)~ 1954年(昭和29年)
童謡詩人として、大正時代に清水かつら等とともに、主として雑誌『少女号』などに童謡を発表しました。
代表的な作品は「浜千鳥」「金魚の昼寝」「お山のお猿」「おうち忘れて」などがあります。
ここからはこの歌詞のモデルとなった柏崎市の紹介です、曲とは何の関係もありませんので悪しからず。
柏崎市の番神海岸一帯はきれいに整備されており、夏には海水浴客で賑わいます。市内には他にもたくさんの海水浴場があり水質も良好で、また海岸沿いには岩場もあり魚釣りや絶景も楽しめます。特に日本海に沈む真っ赤な夕日は素晴らしいですよ。
他にも毎年7月に行われる「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」は必見です。長岡、片貝と共に「越後三大花火」として知られ、柏崎港の堤防を利用して打ち上げる花火で、三尺玉(1つの重さが280キロ、玉の直径は88.5センチ。開いたときの直系は500メートルにもなります)の打ち上げや、広い海の舞台に、波打ち際から水面に向かって打ち出す「海中空スターマイン」が海の柏崎の花火、最大の特徴です。
花火好きの方は是非一度行ってみてください。