交響曲第3番「英 雄」ベートーベン
このベートーベン作曲の交響曲の中でも特に評価の高いこの曲は、ナポレオンとの関係が深い作品として知られています。
ベートーヴェンは1789年のフランス革命に大変熱狂し、革命後の動乱を収拾して「自由」「平等」という革命の理念をヨーロッパ中に拡げようとしたナポレオン・ボナパルトに感銘を受けました。
「ボナパルト」と題する交響曲を作曲してナポレオンに献呈しようと1802年の夏に曲を書き始め03年に完成したのです、ところが翌年にはそのナポレオンが自ら皇帝に即位したのです。
結局はナポレオンも同じことかと失望し献辞の書かれた表紙を破り捨てた、という話も残っているようですが、ウィーン楽友協会に現存する浄書総譜には表紙を破り取った形跡はなく、表紙に書かれた「ボナパルト」という題名とナポレオンへの献辞をペンでかき消した上に「シンフォニア・エロイカ」と改められ、「ある英雄の思い出のために」と書き加えられているそうです。
第1楽章 (1st.mvt.)
第2楽章 (2nd.mvt.)
第3楽章 (3rd.mvt.)
第4楽章 (4th.mvt.)
youtu.be すべてピアノによる演奏です。(Franz Liszt 編曲)
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