秋の山
♫ 風清く 日はうららかに ♪
秋の山 文部省唱歌
1
風清く 日はうららかに
黄櫨の葉の 紅匂う
うつくしき 秋の山
花すすき 分けて登れば
かたはらの 森の中に
けたたまし 百舌の声
2
打続く 峰また峰も
赤と黄の 織りなす錦
かがやける 秋の山
眺めつつ しばし憩えば
足もとの 草の蔭に
ほそぼそと 虫の声
(現代表記にしています)
はじ(黄櫨)⇒ はぜ(黄櫨の木)の別名
かたはら = 傍ら・側 ⇒ (物や場所などの)近く、わき
1933年(昭和8年)「新訂尋常小学唱歌」 第五学年用に掲載されました。
秋の山の情景をうまく表現した好い歌です。