海
♫ まつばらとおく きゆるところ ♪
海 作詞・作曲者:不詳
1
松原遠く 消ゆるところ
白帆の影は 浮かぶ
干網浜に 高くして
鷗は低く 波に飛ぶ
見よ昼の海 見よ昼の海
2
島山闇に 著きあたり
漁火 光淡し
寄る波岸に 緩くして
浦風軽く 沙吹く
見よ夜の海 見よ夜の海
消ゆる ⇒ 消える・なくなること
著き(しるき) ⇒ 明白なこと・しっかりしていること
(上記2点出典元: Weblio古語辞典)
島山闇に著きあたり ⇒ 夜の暗闇でも、島や山がはっきりと分かるようす
漁火(いさりび)⇒ 魚を誘い寄せるために夜間、漁船でたく火
(出典元:コトバンク)
緩く ⇒ この歌詞の場合は「激しくない、勢いが弱い」といったことでしょう。
浦風(うらかぜ)⇒ 海辺を吹く風、浜風のこと。
(出典元:goo辞書)
沙(いさご)⇒ 砂のことです。
1913年(大正2年)発行の「尋常小学唱歌 第五学年用」に掲載されました。