砂 山 (中山 晋平)
♫ 海は荒海 向うは佐渡よ ♪
砂 山 作詞:北原 白秋 作曲:中山 晋平
1
海は荒海 向うは佐渡よ
すずめ啼け啼け もう日は暮れた
みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
2
暮れりゃ砂山 汐鳴りばかり
すずめちりぢり また風荒れる
みんなちりぢり もう誰も見えぬ
かえろかえろよ 茱萸原わけて
すずめさよなら さよならあした
海よさよなら さよならあした
茱萸原(ぐみはら)⇒ 木の実の「ぐみ」の木が生い茂っているところ。
歌詞が作られた経緯(参考資料:Wikipedia)
1922年(大正11年)6月、北原白秋は新潟で童謡音楽会に招かれ、2,000人ほどの小学生に熱烈な歓迎を受けたようです。この様子に感動した白秋は小学生たちに新潟を題材にした童謡を作ることを約束し、そしてこの年の9月に雑誌「小学女生」で発表されたのがこの歌です。
作曲は中山晋平によりますが、翌年の1923年(大正12年)には山田耕筰も、この歌詞に曲を付けました。
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他にも「成田為三」や「宮原禎次」などがこの詞に曲を作っているそうですが、現在歌われているのは、中山晋平と山田耕筰の曲によるものです。
歌詞のモデルとされる新潟市の寄居浜には、公園が整備され「砂山」の歌碑が建立されているそうです。