庭の千草
♫ にわのちぐさも むしのねも ♪
庭の千草 作詞: 里見 義 アイルランド民謡
1
庭の千草も むしのねも
かれてさびしく なりにけり
ああしらぎく ああ白菊
ひとりおくれて さきにけり
2
露にたわむや 菊の花
しもにおごるや 菊の花
ああ あわれあわれ ああ白菊
人のみさおも かくてこそ
もとはアイルランドの民謡に、トーマス・ムーアが「The Last Rose of Summer」という詩を付けたようです。
それをもとに「里見義(さとみ ただし)」が「夏の名残のばら」として翻案し、1884年(明治17年)3月の「小学唱歌集 第三編」に収められました。
最初のタイトルは「菊」でしたが、冒頭の歌詞から「庭の千草」がいつしかそのまま曲名になり、唱歌の1つとして広く親しまれるようになりました。