一月 一日(いちがつ いちじつ)
♫ としのはじめの ためしとて ♪
一月一日 作詞: 千家 尊福 作曲: 上 真行
1
年のはじめの 例とて
終りなき世の めでたさを
松竹たてて 門ごとに
祝う今日こそ 楽しけれ
2
初日のひかり さしいでて
四方に輝く 今朝の空
君がみかげに 比えつつ
仰ぎ見るこそ 尊とけれ
一月一日(年の始めの ためしとて)は1893(明治26)年に文部省より発表されました。
例(ためし) ⇒ 以前からのやり方。しきたり。ならわし。慣習。
(出典元:コトバンク)
君がみかげ ⇒ (君とは天皇を表す)天皇の姿
(国歌・君が代の「君」も天皇を意味しています)
比(たぐ)える ⇒なぞらえる・比較する
歌詞の意味
1 元日の恒例行事として
終わることのないこの世界を
各家々で門松を立てて
祝うことができるのはなんと楽しく、幸せな事か。
2 初日の光に照らされて
四方が輝いている今朝の空を
天皇陛下の姿を思いつつ
仰ぎ見る事は 尊い 事です
尊い ⇒ 貴重な・高貴な・敬(うやま)う、などの意味です。
このように歌詞を現代風に分かりやすく書いてみましたが、本来の意味は天皇を崇拝する歌なのです。
元々の1番の意味は以下のようになります。
元日の恒例行事として
天皇陛下の 御代 が絶えることなく繁栄し続けていることを
各家々で門松を立てて
祝うことができるのはなんと楽しく、幸せな事か
御代 ⇒ 天皇の治世。また、その在位の期間。天皇治下の年代、年数。
または天皇そのものをいう。