蛍の光
♫ ほたるのひかり まどのゆき ♪
蛍の光 訳詞:稲垣千頴 スコットランド民謡
1
蛍の光 窓の雪
書(ふみ)読む月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
開けてぞ今朝は 別れ行く
2
止まるも行くも 限りとて
互(かたみ)に思う 千万(ちよろず)の
心の端を 一言に
幸(さき)くと許(ばか)り 歌うなり
3
筑紫の極み 陸(みち)の奥
海山遠く 隔つとも
その真心は 隔て無く
一つに尽くせ 国の為
4
千島の奧も 沖繩も
八洲の内の 護りなり
至らん国に 勲しく
努めよ我が背 恙無く
「すぎの戸を」の「すぎ」は「杉」と「過ぎ」の両方を掛けた言葉のようです。
わがせ(我が夫・我が背 )
女性が,夫や恋人,または男性を親しみを込めて言う語。(出典元:weblio辞書)
1881年(明治14年)に尋常小学校の唱歌として小学唱歌集初編に載せられました。
卒業式には「仰げば尊し」と一緒に必ず歌われていましたが、最近では少なくなってきたようです。