故 郷（ふるさと）
♫ うさぎおいし かのやま ♪
故 郷 作詞：高野 辰之 作曲：岡野 貞一
１
兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷
２
如何（いか）にいます 父母
恙（つつが）なしや 友がき
雨に風に つけても
思いいずる 故郷
３
志（こころ）ざしを 果たして
いつの日にか 帰らん
山は青き 故郷
水は清き 故郷
※ 恙（つつが）なしや
「つつが」とは「病（やまい）」の古語で、つつがなしや とは病気になっていないだ
ろうか、という意味になるでしょう。
※「つつがない」とはツツガムシに感染していないことから、病気ではない、元気に
過ごしていることを表すようになった、と聞いたことはないでしょうか。前述のよう
に 「つつが」とは「病（やまい）」の古語で、その用例は９世紀にはありました。
対してツツガムシは、ずっと後の1899年に日本で発見されたものです。そこで「つつ
がなし」という言葉からツツガムシの名前が付けられたと考えるのがしぜんで、この
説は全く逆を言っている事になります。
出典元：JATAFF（公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会）の「つつがなしや」より https://www.jataff.jp/konchu/mushi/mushi104.htm
