野ばら(シューベルト)
♫ 童はみたり 野なかの薔薇 ♪
野ばら 作詞:ゲーテ
訳詞:近藤 朔風
作曲:シューベルト
童はみたり 野なかの薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
飽かずながむ 紅におう
野なかの薔薇
手折りて往かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思い出ぐさに
君を刺さん 紅におう
野なかの薔薇
童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ 紅におう
野なかの薔薇
シューベルトの「野ばら」です。
この「野ばら」はゲーテの詩に曲を付けたものですが、シューベルトの他にウェルナーの曲でも有名ですね、みなさんはどちらがお気に入りでしょうか。
他に「勝 承夫」による訳詞もありますが、著作権保護期間中につき掲載を控えます。
尚、近藤朔風はこの詩に二種類の訳詞を発表しているので、記しておきます。
童はみたり 荒野のばら
朝とく清く 嬉しや見んと
走り寄りぬ ばら ばら 紅き
荒野のばら
われは手折らん 荒野のばら
吾はえ耐えじ 永久に忍べと
君を刺さん ばら ばら 紅き
荒野のばら
童は折りぬ 荒野のばら
野ばらは刺せど 嘆きと仇に
手折られけり ばら ばら 紅き
荒野のばら