野ばら （ウェルナー）
♫ 童はみたり 野なかの薔薇 ♪
野ばら 作詞：ゲーテ
訳詞：近藤 朔風
作曲：ウェルナー
１
童はみたり 野なかの薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
飽かずながむ 紅におう
野なかの薔薇
２
手折りて往かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思い出ぐさに
君を刺さん 紅におう
野なかの薔薇
３
童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ 紅におう
野なかの薔薇
ドイツの有名な詩人・作家のゲーテ（ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ）の詩、「Heidenröslein（野ばら）」に曲を付けたもので、日本ではこのウェルナーとシューベルトの曲に近藤朔風と勝 承夫の訳詞でよく知られています。
（勝 承夫の訳詞については著作権保護期間中のために掲載を控えます）
シューベルトの野ばらも聞き比べてみてください、どちらがお好きでしょうか。
尚、近藤朔風はこの詩に二種類の訳詞を発表しているので、記しておきます。
野ばら（荒野のばら）
１
童（わらべ）はみたり 荒野（あれの）のばら
朝とく清く 嬉しや見んと
走り寄りぬ ばらばら紅（あか）き
荒野のばら
２
われは手折（たお）らん 荒野のばら
吾はえ耐えじ 永久（とわ）に忍べと
君を刺さん ばらばら紅き
荒野のばら
３
童は折りぬ 荒野のばら
野ばらは刺せど 嘆きと仇（あだ）に
手折られけり ばらばら紅き
荒野のばら
