眠りの精
眠りの精 ドイツ民謡 訳詞:門馬 直衛
作曲:ヨハネス・ブラームス
1
花は静かに 月影うけ
頭(かしら)を垂れて 朝(あした)を待つ
秘(ひそ)かに囁(ささや)く 花の声は
眠れ 眠れ 眠れ 我が子
2
夕日は沈み 鳥も鳴かず
塒(ねぐら)に帰り 眠りにつく
草辺(くさべ)に集(すだ)く 虫の声は
眠れ 眠れ 眠れ 我が子
3
眠りの精は 窓に覗き
眠らぬ子ども 見つけ出して
閉じない眼(まなこ)に 砂をまくよ
眠れ 眠れ 眠れ 我が子
4
眠りの精は 外に去りぬ
愛(いと)しい我が子 お目々閉じた
明るい朝(あした) 起きでるまで
眠れ 眠れ 眠れ 我が子
「眠りの精」は、ヨハネス・ブラームスがドイツ民謡を基に作曲した子守歌で原題
は直訳すると「砂の精」です。
日本では「眠りの精」と題した堀内敬三の訳詞「月の光に 花も草も」がよく知られていますが、著作権保護期間中のために掲載は控えます。
砂の精とはドイツなどで民話に出てくる妖精で、夜になると子供たちの目に砂を撒き
眠くさせるというものです。